便秘を治すには 第5回
便秘は万病の元
前回は、排便のメカニズムについてお話ししました。
しかし、排便が規則正しいことが、どれだけ重要なことなのでしょうか?
世間には、便秘歴30年、40年などという方もいらっしゃいます。
一方、便秘症の女性は大腸がんになる確率が2.5倍になるという報告があります。
乳がんに至っては、5倍という調査結果が発表されています。
がんの罹患者数は2015年で約100万人、対前年10%増です。
中でも増加率が高いのが、大腸がんで、1980年に2万人だったのが
2015年には13万人と6.5倍に増加。部位別では大腸がんが1位になりました。
排便は毎日のことですから、朝からすっきりしなく気分が悪いばかりか、
肌荒れ、冷え症、免疫力の低下の原因にもなります。
便が腸に滞留する時間が長くなると、まず、便から水分が奪われ固くなるため、
益々排便が困難になります。
次に、宿便は悪玉菌の大好物ですから、腸内に悪玉菌が増殖します。
この結果発生する有害物質が腸壁から吸収され、血液に入り、全身に運ばれます。
こうして、様々な病気の原因になるのです。
たかが便秘、されど便秘!
便秘は、まさに万病の元なのです。
では、次回をお楽しみに!
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